スモールビジネスを成功させる上で大切なマーケティングの考え方

スタジオ・サロンの集客方法


WISEが運営するメディア「ミノタケマーケティング」とは、「身の丈にあった経営スタイルがそれぞれあっていい。」
を事業理念とし、
小さい店舗や少ないリソース(資本)で経営・運営されている
ピラティススタジオ、パーソナルトレーニングジム、ネイルサロン、スクールビジネスといったマイクロなビジネス」をやられているオーナーさまや店舗責任者さまに向けて

WEBマーケティング、店舗マーケティング
などの経営や運営に役立つノウハウや情報をお届けしているメディアです。


今回は、「スモールビジネスを成功させる上で大切なマーケティングの考え方
についてお話していきます。

目次

1.この記事を読むと得られる2つのメリット
2.結論
3.そもそもマーケティングとは?
4.あなた(ブランド、サービス)の価値ってなんですか?
5.焼き芋屋さんで考えるマーケティングの本質
6.価値を考えてサービスを届けるための3ステップ
7.少しでも参考になったと感じていただいた方へ

1.この記事を読むと得られる2つのメリット

今回の記事を読んでいただくと下記の2つのメリットがあります。

1.自社(自身)のサービスやブランドの見直し・ブラッシュアップができる

2.マーケティングを成功させるための考え方を「3ステップ」で理解でき、すぐに実践できる
です。

2.結論

まず、結論からお話しすると、「スモールビジネスを成功させる上で大切なマーケティングの考え方」とは

「価値があるかどうかを最終的に決めるのは、顧客」という視点を持つこと
②「価値」をターゲットに適切に届けて、満足してもらうこと

です。

https://minotake-marketing.com/wp-content/uploads/2023/03/icon-mob4.png
Cさん

え、?当たり前のことじゃないですか?

ってCさんのように思われてるかもしれません。
ですが意外にできているようで本質がずれている考え方とその間違った考え方をサービスへ反映させている方が多い印象をうけます。

このような状態にならないためにまずはこの2つのマーケティングの「考え方」を理解して、「3つのステップ」でお客様に価値を届けていけば、スモールビジネスを成功させる確率が格段に上がると我々は考えております。

その3つのステップとは、

①価値の「言語化」
②価値の「ビジュアル化」
③価値の「コンテンツ化」

です。
この3つのステップに関しては、後ほど説明させていただきます。
まずは、そもそも「マーケティングとは、何か?」を説明します。

3.そもそもマーケティングとは?


マーケティングとは、簡単に説明すると、

商品やサービスを顧客に届けるための仕組みを作る「プロセス」です。
「プロセス」とは過程です。商品やサービスを顧客に届ける(購入してもらう)ための仕組みをつくることです。
その仕組みをつくる上で、一番大切になってくるのが、サービスや商品の「価値が何なのか」「誰にとって価値があるのか?」を考えるのが一番大切になってきます。

サービスや商品の価値を考え、それを届けるためのプロセスを考えて決めていく際に「3つのステップ」に沿って決めていくと
サービスや商品の顧客に届ける(購入してもらう)数や確率が変わっていくと我々は考えております。
この3つのステップとは、

①価値の「言語化」
②価値の「ビジュアル化」
③価値の「コンテンツ化」
です。

4.あなた(ブランド、サービス)の「価値」ってなんですか?

みなさんの価値、会社のサービス・商品の価値って何でしょうか?
またどのように価値を決めて、その価値をサービスや商品に反映させていますか?

マーケティングにおける「価値」とは、「顧客が知覚する効用と費用の差分」と定義させていただきます。

顧客が知覚する効用と費用の差分で求まります。効用とは「欲望を満足させる主観的な度合い」であり、費用とは「金銭」です。差分がプラスであるほど価値は高く、マイナスであれば価値はありません。
(引用:https://comemo.nikkei.com/n/nd95ddccb6be9)

ちなみにですが、「ミノタケマーケティング」の価値とは、
小さい箱(店舗の広さ)や少ないリソース(資本)で経営・運営されているピラティススタジオ、パーソナルトレーニングジム、スクール系のビジネス、といった「小規模なビジネス」をやられているオーナーさま、店舗責任者さまに向けて

WEBマーケティング、店舗マーケティング」のノウハウや情報を「 -身の丈- ミノタケマーケティング」のメディアを
通じて発信していき、今抱えている「悩みや問題」が解決し、顧客の利益や売上に繋がり、顧客も、顧客のエンドユーザー、全てが幸せに豊かになってもらうことです。

価値を考える上で、「価値基準」には「機能的価値」と「情緒的価値」の2つの「価値の感じ方」が人間にはあります。

機能的価値」とは、「製品やサービスの機能・性能に対する価値」です。
情緒的価値」とは、「その製品やサービスから受ける印象に対する価値」です。

顧客はその2つの「価値の感じ方」から得られる効用が支払う価格に対してどれぐらい差があるかを考えます。

サービスや商品の価値を決める際に、よくありがちな間違ったケースとして、
店舗やオーナー目線の「偏った考え」の価値の作り方をしていたり、顧客想像ができておらず、価値を考えたとしてもその顧客(ターゲット)には、全然に刺さっていなかったりしています。

また「認知を上げていけば、「サービスや商品に気づいてもらえるはず」だと考えてただWEBサイトをつくったり、広告を出してりしても思ったような成果が出なかったりします。これもターゲットを考えていない(顧客の想像と顧客視点がない)ことで無駄なお金と労力が発生してしまいます。

結果、「お客様が来ない・リピートしない・そもそも店舗に気づいてさえもらえない」といったマイナス(損出)に繋がります。

価値(サービス・商品)を考えるのは、その事業をやられている代表ですが
価値があるかどうかを最終的に決めるのは、顧客です。顧客が何を必要とし、どこに価値を感じるかを考える必要があります。

5.焼き芋屋さんで考えるマーケティングの本質

いきなりですが
焼き芋屋さんの価値」と「焼き芋屋さんの顧客(ターゲット)」を考えてみましょう。
まず、「焼き芋屋さんの価値」とは、、

機能的価値」…自宅まで車できてくれる、石焼で焼いている、蜜の詰まった芋を食べれる
情緒的価値」…熱々の焼き芋を食べれて嬉しい気持ちになる、冬だと身体が温まって幸せな気持ちになる

です。
また「焼き芋屋さんの顧客(ターゲット)」とは、、

「家で仕事をしているOLや、自宅でのんびりテレビを見ているご老人、寒がりな人、お芋が好きな人」
などです。

焼き芋屋さんには上記のような価値がそれぞれありますが、例えば焼き芋屋さんの車から

「石焼いも〜♪おいも〜♪石焼いも〜♪」という音声が流れない状態で「焼き芋屋さん」の車が走ったとします。
その場合はどうなるでしょうか?
家にいる顧客(ターゲット)は気づかれませんし、外を歩いてる人も焼き芋屋さんの車を見ても「営業はもう終わって帰っているのかな?」と思われてしまうのではないでしょうか?

自宅まで車できてくれて、熱々の焼き芋を食べれて、蜜の詰まった美味しい芋を食べれるという価値に顧客(ターゲット)は対価を払うはずなのに、「石焼いも〜♪おいも〜♪石焼いも〜♪」という音声が流れないだけで、価値を届けられなくなり「機会損失」になります。

https://minotake-marketing.com/wp-content/themes/muum_tcd085/img/common/no_avatar.png

そんなバカなことはしないよー!

って思われているかもしれないですが、この焼き芋屋さんと同じ原理で
失敗しているケースっていうのが実はよくあります。顧客の価値を理解せずに、
顧客に価値を届けるプロセスにエラーが出てしまい、結果集客できない、商品が販売できないといったことに繋がります。

6.価値を考えてサービスを届けるための3STEP

それでは、
商品やサービスを顧客に届けるための仕組みを作る「プロセス」を失敗しないためにどのようなことを考えて行動していけばいいのか3つのSTEPで学んでいきましょう。

STEP01:価値の「言語化」

まずはじめに「価値の言語化」を行っていきます。
上記でも皆さんの価値ってなんですか?って問いを立てさせていただきました。

まずは頭で考えたことや現状のサービスの価値を、改めて言語化・文章化してみてください。

この言語化・文章化していく上で大切なことは「誰に」「何を」「どうやって(どんなサービス)」「誰のどんな負を解消するのか」「強みは何か」という項目に沿って考えて文字を起こしていきます。

まずはきちんと「言語化」できるかどうかチャレンジしてみてください。
逆に「言語化」できないサービスや商品とはそれは、顧客に「価値」を伝えることはできません。

またその言語化できたものが「わかりやすいか」「オリジナリティがあるか」「権威生があるか」と
いっことも価値をぐんと高めていく要因ですので、「わかりやすいか」「オリジナリティがあるか」「※権威生があるか」といったことも考えて「言語化」してみてください。
※権威生…地位、お墨付き、実績、といった信頼を強固にできるもの

STEP02:価値の「ビジュアル化」

言語化・文章化できたら、その価値をターゲット(顧客)により伝えるための「形・型」に変えてあげる作業が必要になります。我々はそれを、価値の「ビジュアル化」と定義づけております。

なぜこの「ビジュアル化」という作業が必要か「自宅でピラティススタジオを個人開業したA子さん」を
例に解説していきます。

自宅でピラティススタジオを個人開業したA子さん
彼女は介護福祉士の資格とピラティスの資格を活かして、アットホームな環境で、運動不足の高齢者に向けたピラティスを提供するコンセプトで活動。送迎サービスも一つの強みとして活動をしていこうと決意し、自身の強みを言語化しました。

A子さんの店舗の価値:
誰に:運動不足の高齢者女性向け
何を:介護福祉士の資格とピラティスの資格を活かしたレッスン
どのような負を解消:運動不足解消によって「不健康」「筋力低下」の負を解消
強み:「アットホームな環境」「移動に困っている方に送迎つき」「介護福祉士の資格」「ピラティスの資格」

A子さんはこの価値をターゲットに伝えるため販促活動(ビジュアル化)していこうと考えます。

https://minotake-marketing.com/wp-content/themes/muum_tcd085/img/common/no_avatar.png
A子さん

顧客に価値を伝えるために、形を変えてあげればいいんだから、今流行りのTikTokで宣伝していこう!

と決めて、「TikTok」で自身の価値を発信していきますが、一向にお客様の問い合わせは増えません。

なぜ問い合わせが来ないかというと、「高齢者がTikTokで運動できる場所を探していないからです。

これは、「価値を伝える場所」を間違っているとも言えます。

では、「価値」をどのような「形・場所」で届けてあげたらよかったのでしょうか?

A子さんの価値を「チラシ」に変えて、自宅にポストインしていくのはいかがでしょうか?
または、ターゲットの顧客が行きそうな「喫茶店」や「カルチャーセンター」の前で「チラシ」を配ります。

ただ、「チラシ」を配るだけではだめです。
チラシの中身の価値の伝え方、構成、ビジュアルといったところまでも気をつけないといけません。

価値を「デザイン」していく作業も発生していきます。この価値の「デザイン」とはまた違ったスキルや考え方が必要になってきますので、今回は割愛させていただきます。

STEP03:価値の「コンテンツ化」

この価値の「コンテンツ化」とは、
価値に対しての顧客の反応がなるべくでたくさん得られる場所・機会を作りましょう」という意味です。

もう少し具体的にいうと、
チラシ、WEBサイトやSNS、ブログ、動画といった顧客を価値を伝えるためのコンテンツを用意し、
見込み客が簡単に問い合わせできるための「顧客にあったコンテンツ」も用意しておく必要があります。

先ほどの例で挙げさせていただいた、A子さんがチラシを作って、ターゲットの何人かの手に渡ったとします。
チラシに言語化、文章化された「価値=サービス」を見てターゲットの顧客が「体験レッスンの問い合わせする」行動をとるとなった時に、お問い合わせ窓口が、

インスタグラムからDMしてください

ってチラシに書かれたら、ターゲットの顧客は体験レッスンをおそらく諦めるでしょう。

この場合は、メールアドレスか電話番号を表記するのが適切な判断になります。理由は、顧客(ターゲット)が高齢者であり、インスタを使用している人は限りなく少ないからです。

また、先ほどの体験レッスンを諦めた顧客が、たまたまGoogleで「ピラティス」を検索して、

たまたまAさんのスタジオのWEBサイトを見つけて、問い合わせの窓口は「インスタグラムのDM」からではなくて、ちゃんとした問い合わせフォームがあることに気づき、無事体験レッスンの問い合わせをすることができました。

これは、Aさんが、顧客の反応をなるべく簡単でたくさん得られる機会(チラシとWEBサイトの2つ)を作ったから、顧客から無事「問い合わせ」をいただくことができました。

いかがでしたでしょうか?

ざっくりな例での解説になりますが、この大枠の3つのステップを知っているか知っているかいないかで、
集客を成功させるかどうかの確率が上がり、機会損出の頻度が減ります。

7.少しでも参考になったと感じていただいた方へ

少しでも参考になったと感じていただいた方で下記の項目に一つでも当てはまる方がいらっしゃいましたら、
「ミノタケマーケティング」では、毎月先着名さまに、オンライン無料相談会(1h)を実施しております。

上記の項目に一つでも当てはまる方がいらっしゃいましたら、
まずは、そのお悩みについてお聞かせください。

無料相談会では、ヒアリングシートに沿ってお悩みをヒアリングさせていただくだけです。
ご希望の方にのみ、ヒアリングシートに沿って経営・運営課題を抽出して、何をどう改善すればいいか、
どんな行動・準備を行えばいいかをご提案させていただきます。

WISEでは、毎月先着3名さまに
オンライン無料相談会を実施しております。

SO

SO

「マーケター×ピラティストレーナー」の二足の草鞋的な働き方をしています。 「身の丈にあった経営スタイルがそれぞれあっていい」をコンセプトにスモールビジネス向けのWEBマーケティング、店舗マーケティングのノウハウを提供するサービスを提供しております。

関連記事

特集記事

SO

SO

「マーケター×ピラティストレーナー」の二足の草鞋的な働き方をしています。 「身の丈にあった経営スタイルがそれぞれあっていい」をコンセプトにスモールビジネス向けのWEBマーケティング、店舗マーケティングのノウハウを提供するサービスを提供しております。

最近の記事

  1. 「LINE公式アカウント」を活用した新規顧客の増やし方「基礎編」

  2. ピラティススタジオにおける売上UPの方程式【継続期間(LTV)】vol.5

  3. ピラティススタジオにおける売上UPの方程式【来店頻度編】vol.4

TOP